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2014年 10月 24日 大学での学び ver.高橋
こんにちは!
町田校担任助手の高橋です。今日は私が大学で学び、気付いたことをお話ししようと思います。
私は今東京工業大学の1類に通っています。1類とは理学部のことです。
東工大は2年生に進級する際に学科所属をします。1類は東工大唯一の理学部なので、物理学科、化学科、数学科、情報科学科、地球惑星科学科とかなり幅広い学科選択ができます。
そのため、1年生で学ぶこともかなり幅広いのです。これから2つの事についてお話しします。
まず1つ目は、理系科目の事に関してです。
大学の理系科目は物理、化学も「数学」が絶対に不可欠です。
高校でもそうだったんじゃ…?と思うかもしれません。確かに高校でも数学は使いましたが、例えば物理や化学で微分積分等は基本的には使いませんでしたよね。
つまり高校では数学の高度が「数学>理科」だったんです。
でも大学で違います。数学の高度は「数学=科学」なんです。でも考えてみれば、科学を扱うために数学が生まれたので、これは当たり前ですよね。
さて、このすべてが数学となった世界で私が学んだこと、それは「結果←原因」です。
大学では数学は証明問題がとても多くなります。科学も現象が起こり、それのついての問題が出ます。
数学でも科学でも「なぜそうなるの?」と結果の原因となる物事を考察するんです。
また逆に「原因をこう設定すれば、結果がこうなる!」と考えることもあります。これは高校の時にはあまり使わなかった思考ですよね。
数学をいかに柔軟に理解し、自由に使えるかが大学の理系科目を使いこなせるかどうかのカギとなります。
(とても抽象的になるので、「図形」として捉えていたら柔軟な考え方はできないんです。)
2つ目は文系科目についてです。
今、理系の大学でも文系科目は必須となっている大学が大半です。
実際に私も「科学史」「国際関係論」「意思決定」などの文系科目を受けています。
そこで学んだことは「複数の専門分野をもつ大切さ」です。
実際、専門分野としての文系科目・理系科目というのは互いに補完し合う関係だと思います。
理系科目は論理的思考はもちろん必要ですが、専門性を深めていくとその数式が成り立った背景知識なども考えるようになっていきます。社会に出れば、研究者でも理系企業の人でもグローバルな知識は必要になります。
文系科目は、例えば政治経済を見てみましょう。グローバル社会の今、各国間でさまざまな取引が行われています。しかしその背景には地球温暖化や各国の技術の提供など、科学の知識もなければ外交は成立しません。
このように文理は高校まではしっかり分かれていても、大学や社会ではその境目はなくなってしまうのです。
そこで!高校生・大学生のうちから「読書」をおすすめします!小説でもエッセイでもなんでもいいです。(漫画はNG!)
他の人の考え方に多く触れて、多角的な視野を持ちましょう!
そして、今まで述べてきたことに共通するのは「興味」です。自分の好きなことを追求し続けることで、夢ややりたかった事を実現できると思います。
今から、将来の自分をイメージしてやりたい事、そのためにやるべきことを見つけましょう!!
さて、お知らせです。
東進ハイスクール町田校では、11月1日に数学の人気講師の河合先生が公開授業をします!
数学ⅠAについてやるので、文理関係なく河合先生の考え方に触れる良い機会だと思います。
できる人の考え方は自分だけでは絶対に分かりません。これを機に、自分の視野を広げましょう!
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